GENKI CAFE
長屋は「糀」の研究室?
元気をもらえる古民家カフェ。
月島の路地裏には昔ながらの長屋がまだまだ残っていて、歩いていると本当に今の時代じゃないみたいです。ここも長屋かなと思いきや、カフェ…?!
ほぼ手作りのリノベーション。
▲木や緑に囲まれて何だか落ち着くにゃ~。
2016年にオープンしたという元氣喫茶。店主の塚田さんにお話をうかがうと、「昭和初期に建てられた四軒長屋の一部を借り、新たに改装したんです。基礎は専門家の方に頼んだけど、あとはほぼ自分で手作り。フローリングを張ったり、壁を塗ったり。大工さんに『いい大工になるよ』と言ってもらいましたね(笑)」って、すごすぎます…!
ふらっと立ち寄れる居場所。
▲凝ったインテリアがいっぱいで面白いにゃ~。
お店の中も自然の温もりでいっぱい。どんなお客さんが来るんだろう。「一人で来る若い方もいますし、スーツ姿の方や、ご年配の方などさまざまです。たまたま月島に新しく引っ越してきた方が来て、みんなでお話したり。人と人とのご縁ができるカフェですね」へー、楽しそう。本当に長屋みたいなんですね。
糀パワーで元気に。
▲山芋や甘酒が入ったドリンク「すっごいチョコバナナ」。
“発酵マイスター”などの資格を持つ塚田さん。元氣喫茶では、糀ドリンクを中心としたメニューを提供しています。砂糖を一切使わない、自然な甘みが楽しめる栄養たっぷりの飲み物です。「風邪を引きにくくなった」「お通じが良くなった」という声をお客さんからもいただくそう。そっか、具体的に元気をくれるカフェなんだ。
カフェにとどまらない空間へ。
▲私たちが訪れたときは、絣(かすり)の洋服の展示中でした。
最近は糀とスパイスを研究中とのことで、お肉や玉ねぎを糀で漬け込んだカレーを試作品として出したところ好評だったそう。そのほか、お味噌の作り方講座を開いたり、ギャラリー展示を行ったり…とどまることをしらない元氣喫茶。そんなエネルギッシュな塚田さんと話しているだけで元気をもらえます!
(取材:2021年9月)
お味噌は大豆だけではなく、小豆や黒豆、ひよこ豆でも作れるらしいにゃ!
INFORMATION
#5
元氣喫茶
住所
東京都中央区月島2-7-13
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