TSUKISHIMA ROJIURA SAMPO
一度迷い込めばとりこになる、
魅惑の路地裏ワンダーランド。
西仲通り商店街、通称「もんじゃストリート」は昔から商業の中心地でしたが、賑わう通りから一本路地を入ると空気は一変。路地裏は子どもたちの遊び場であり、大人が縁台で将棋を指したりする憩いの場でした。そんな時代に思いを馳せながら、もんにゃんといざ路地裏へ!
まるで時が止まったような空間。
▲路地裏さんぽへ出発だにゃ!
これぞ路地裏!今でこそ将棋をしている人たちはいませんが、自転車があったり洗濯物が干してあったりと、昔ながらの下町情緒が感じられる道です。東京湾の埋め立て1号地として生まれた月島。こんなにも細い路地が規則正しく何本も通っているまちは、日本では月島以外にないそう。隠れ家的なお店を見つけるのも楽しいなぁ。
こだわりある植木がずらり。
▲ノスタルジックな気分にゃ~
路地にはみ出す植物たちもかわいいものです。昔は路地裏の日陰でも育つアオキやヤツデ、アロエなどが定番だったようですが、今では花の咲くものを育てる人も多いとか。最近では流行りのコキアもちらほら見つけることができます。どこかの庭先に迷い込んでしまったかのような不思議な感覚!
空中ブリッジ長屋?
▲この長屋どうなってるんだにゃ…?
こんなところに渡り廊下が…!実はこの廊下、今は改修されていますが元々は戦前からあったというから驚きです。両側の長屋が同じ持ち主で、一階がかまぼこ屋さんの店舗だったため、二階で行き来できた方が便利とのことでこうなったそう。月島は空襲の影響を受けなかったことから今でも残っているんですね。う~む、路地裏の魅力はまだまだ尽きません。またおさんぽしに来なきゃ!
(取材:2021年11月)
かまぼこ屋さんの長屋には宮大工さんが住んでいたそう。だからこんな廊下を作れたのかもしれないにゃ!
INFORMATION
#14
月島路地裏さんぽ
月島の歴史・路地と長屋篇
月島グルメとおさんぽ篇
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